白石賢一(しらいし・けんいち)

白石賢一(しらいし・けんいち)

教育サービス業/AI講師・著者SHIFT AI 2025年1月入会。現在は教育関係の出版業に携わりながら、AIを活用した教材開発・資料制作・アプリ制作を実践。著書『AIを相棒にする方法:〜副業・キャリアを育てた9ヶ月〜』を出版する。「AIは“効率化”ではなく“表現の加速装置”。やりたいことを可視化する力」と語る。

職種
教育サービス業/オンライン講師/著者
SHIFT AI受講歴
2025年1月中旬入会
受講した講座
・ライティング合宿
・イラスト生成講座
・バイブコーディング合宿
・ChatGPT講座
・画像生成講座

収入before→after
これまで:月1〜5万円 現在:安定して月5万円

目次

「もう一度、独立した自分に挑戦したかった」──Facebook広告がくれた“リスタート”のきっかけ

白石さんは29歳の頃に大きな挫折を経験しています。

「もともと経営者の会や経営者コミュニティを主催していました。電通、IBM、経営者の友人たちのサポートもあり、この事業が成立したんです。そして、事業の土台ができたタイミングで、立ち上げたメンバーと一緒に本格的に会社を立ち上げることにしたんです。

 

そして29歳の時に個人事業主になったのですが、自分や事業の軸が定まっていない部分が多く…事業も失敗しました…」

 

マネジメントに失敗し、スタッフとの関係もこじれた過去。 それでも、“やっぱり自分の手で何かを生み出したい”という思いだけは消えていませんでした。そんな折、偶然Facebookに流れてきたSHIFT AIの広告を目にしました。

 

「『知識をお金に換える』というコピーに、心が動いたんです。AIを活用することで、半自動でブログ記事を作成できたり、資料作りにトライするなど、組織人と経営者のどちらの経験も活かしながら、“知識をお金に変える”ための取り組みをAIを通して見つけられるんじゃないかって思ったんです」

 

SHIFT AIでAIの活用方法を知るにつれ、一度諦めていた夢をもう一度追いたい気持ちが高まってきました。

 

「AIなら、頭の中にあることを形にできるかもしれない。挑戦する勇気をくれるのは、AIの“スピード感”でした」

「もう一度、独立した自分に挑戦したかった」──Facebook広告がくれた“リスタート”のきっかけ

AIを学び続けた理由──「会社が止めても、“学ぶこと”は誰にも止められない」

教育業界で働く白石さんの職場は、副業が禁止。それでもAIの学びを止めなかったそうです。

 

「会社が止めているのは“副収入”であって、“学ぶこと”ではないので、勉強を始めました。自分の時間を使って、早朝から深夜まで自宅でパソコンの画面と向き合っていました」

 

独学でツールも色々と活用していた白石さんは、ChatGPTをメインにしつつ、Midjourney、GenSpark、GoogleAIStudio使い、AIセミナー、マーケティング、プレゼンテーションの資料作成、アプリ制作を実践していました。

 

「私の今の会社は教育サービス業ということもあり、少し古風な社風です。ですがAIを活用し、アウトプットしたら社内での評価に繋がりました。その時、“学びが仕事に変わる瞬間”を感じたんです」

 

そしてIT活用が追いついていない職場だからこそ、AI活用による課題解決の重要性をこのように述べています。

 

「AIを活用することが現場の課題を解決するために重要だと思います。社内の課題は、逆を言えば伸びしろです。AIの使い方を知っているだけで、解決できる課題はたくさんあるはずです

 

SHIFT AIでの学びを実際の仕事の場で活かしたことで、社内評価にも繋がった取り組みは、古風な職場環境でもAIを活用すればDXが推進できることを証明しました。

AIを学び続けた理由──「会社が止めても、“学ぶこと”は誰にも止められない」

「王道を攻めず、穴を見つける」──クラウドワークスで掴んだ小さな成功体験

『AIスキルを磨いても、“使う場”がなければ意味がない』―― そう感じた白石さんは、クラウドワークスで案件獲得に挑戦しました。

 

「普通に応募してもライティングの案件は、競争が激しくて通らなかったんです。ですが、講座受講後のアンケートで担当者にスキルを売り込む“裏技”を思いつきました」

 

結果、直接案件のオファーが入るようになり、1時間2万円近い高単価案件へスカウトされるようになりました。

 

「正攻法にこだわる必要はない。“裏道”を探すのも一つの力。この経験が、“AIを使う思考”そのものを鍛えてくれました。

その後AIを作ってチラシや電子名刺を作り、経営者コミニティの友達に会いにいき、1時間3万でAIコンサルなどの提案をしていきました」

 

その後、ご自身のこれまでの経験と人脈を活かし、AIを活用した案件を受注していきます。

 

「企業のイベントを担当していたときに、講師も担当していたので、人脈があったんです。AIで製作した電子名刺の反応が良かったのがきっかけで、キャリアアドバイザー的な形で案件を受注できました。

 

時給にすると5000円以上で案件を獲得することができたんです」

 

案件を受注したことが白石さんの中で一度諦めかけた想いを再起しました。

 

「副業で受注できたことがきっかけで、もう一度独立して起業しようという勇気が湧いてきました。今は会社員ですが、将来的には退職してAIコンサル的な立ち位置で、退職した企業とも関われたら嬉しいですね」

 

AIの活用がきっかけで、起業家としての再起の一歩を踏み出した白石さん。営業マンとしてのキャリア、経営者コミュニティの運営で培った人脈、SHIFT AIでの学習が交差したからこその成果が生まれました。

「1日1アウトプット」で、世界が変わった

SHIFT AI入会後の白石さんは、ロゴ、チラシ、アプリのシステムなどAIで“毎日AIで、何か1つ形にする”ことを習慣にしたそうです。

 

「最初はロゴやチラシから始めました。作って、反応を見て、改善する。 “AIを使えば、行動の回転数が上がる”ことに気づいたんです。

毎日の積み重ねが、成果へとつながります。朝の経営者勉強会でFelo AIのスライド生成講師を担当したところ、教育委員会や私立学校の先生を紹介してもらえました。

 

安定して月5万円の収入が増えただけではなく、AI講座で受講したノウハウを本業にも活かし、メンバーレイヤーの業務効率改善にも取り組んでいるとのことです。

 

「AIを教える立場になって初めて、“学ぶことは贈ること”なんだと実感しました。今は研究職ですが、メンバーレイヤーの業務効率化のサポートができています」

「探求と共創」をテーマに、AIと歩くこれからの人生

現在、白石さんはAIを学んだことで、新しいワークスタイルの実現を考えるようになりました。「夏と冬は1カ月ずつ、家族と一緒に世界を放浪したいという夢があります(笑)旅先で出会った人や文化をAIで表現して、“AI×共創”の輪を広げていけたらと思っています」

 

また副業をはじめるビジネスパーソンが増える中で、強みを活かすことについても語ってくれました。

 

「自分の強みがわからないという人も多いですよね。ですが、意外に自分の強みを見つけるのは難しくありません。それほど苦ではないが“周囲の人が難色を示していること”は自分の素質や個性の可能性が高いです。

そしてその個性を活かすためには、過去の経験と今の仕事がどのように結びついているのかを考え、模索していくことが大切です」

 

そしてキャリアアドバイザーとしての経験から、AIが主流になる未来についてこのように語りました。

「AIが主流になる昨今において、AIは人の“想い”を形にしてくれる相棒だと思います。得意なこと、好きなことをAIと一緒に表現していけば、誰でも“自分の人生を創る側”に回れるはずです

「探求と共創」をテーマに、AIと歩くこれからの人生

まずはアウトプットする―― AIの活用が自分の気がついていない価値を発見する

最後に白石さんは、これからAIを学ぶ方たちにこのように語ってくれました。

 

「AIは、夢を叶える魔法じゃありません。 “試してみる勇気”をくれる存在です。考えているだけでは何も始まりませんよね。文章でも良いし、絵なども良いと思います―― どのような作品でも良いので、まずはアウトプットすることが重要です」

 

まずはAIを活用してアウトプットするのが重要と言う白石さんは、自分の強みを発見することに悩んでいる人たちについて想いを述べてくれました。

 

「頭の中で考えているだけではモヤモヤするだけなので、アウトプットすることが大切です。自分で作って何かを相手に見せたり、持っていったりすることで、自分では気がついていない価値を見出してくれるきっかけとなります」

 

そして白石さんは最後に、AIの可能性について以下のように話を結びました。

 

まずはAIを使って一歩を踏み出してみることが、新しい価値を見出す秘訣だと思います

 

『自分の特性をどのように活かしたら良いのかわからない…』『何かを形にしたいが方法がわからない…』『AIで副業してみたいけど、何からはじめたら良いかわからない…』このような悩みを抱えている人こそ、“まずはAIを試してみる”―― そして、自分の可能性を広げて一歩を踏み出してくれる存在――それがAIなのかもしれません。

 

 

撮影場所: WeWork Shibuya Scramble Square

まずはアウトプットする―― AIの活用が自分の気がついていない価値を発見する

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