【実績者インタビューVol.18】福祉にAIを――”現場DX”で23社を支援する岩ちゃんが語る「人を幸せにするAIの使い方」
福祉領域でのAIの活用事例は?
AIコンサルタントって誰でもなれるの?
【実績者インタビュー】では、SHIFT AIに所属し、AIを活用してユニークな実績を出している方々を『AIシフター』と銘打ち、インタビューを行います。彼らがどのような軌跡をたどり、どんな風にAIを活用しているのか。素朴な疑問をぶつけながら、その成功の秘訣を探ります。
今回登場するのは、福祉業界でAI導入を支援するコンサルタント、岩田宜之さん――通称「岩ちゃん」。2023年12月にSHIFT AIに入会してから、わずか8ヶ月で23社への支援を実現し、売上230万円を達成した異色のAIシフターです。
「その場でスライドを作っている画面を見た代表の方たちが、『ドラえもんが来たみたいだ』って驚いて。それまで頼まれなかった仕事が舞い込んできたんです」
金型製造のエンジニアとして働き、アパレル業界を経て、福祉業界に飛び込んだ岩ちゃん。現場の非効率さに限界を感じていた時、SHIFT AIに出会い、AIの虜になりました。40代半ばにして、なぜ異業種から福祉へ転身したのか。そして「AI×福祉」でどんな未来を見据えているのでしょうか。
岩ちゃん
AIコンサルタント。金型製造、アパレル、福祉と異業種を渡り歩き、40代半ばでSHIFT AIに出会う。2023年12月に入会後、わずか8か月で福祉事業所や自治体など23社へのAI導入支援を実現。月収は230万円に到達。 福祉事業所の生活記録・支援計画書作成などを自動化し、現場スタッフの負担軽減と利用者支援の質向上を両立。将来的には厚生労働省や日本医師会、政治家をも巻き込み、福祉×AIによる社会保障費削減・働き方改革の実現を目指す。
- 職種
- AIコンサルタント
- SHIFT AI受講歴
- 2023年12月
- 受講した講座
- Felo(フェロー)
- 収入before→after
- AIだけの収入は0→現在は取引先23社、月収230万円
目次
「現場の声から始まったAI導入」――いま取り組んでいること
「福祉の現場は、まだまだアナログなんです。でも、それを変えられるのがAIの力だと実感しています」
岩ちゃんが現在手がけているのは、福祉事業所や自治体に向けたAIコンサルティングです。具体的には、利用者一人ひとりの生活記録や支援計画書の作成といった事務作業の効率化。従来は手書きで行われていた記録作成を、チャットGPTなどのAIツールを使って自動化し、変更点のみを手入力するシステムを導入しています。
「時間の短縮だけじゃなく、ヘルパーさんや看護師さんの負担が減って、よりリラックスして仕事に取り組めるようになったという声をいただいています」
現場を理解しているからこそできる提案。それが、岩ちゃんの強みです。入会から4ヶ月で5社、8ヶ月で23社へと支援先を拡大できたのも、口コミによる紹介がほとんどだったといいます。
「『岩ちゃんが面白いことやってるぞ』って、鶴の一声みたいに広がっていって。同じ福祉分野の方からご相談いただくことが多いですね」
「職人から営業、そして福祉へ」――異業種を渡り歩いたキャリア
岩ちゃんのキャリアは、福祉一筋ではありませんでした。最初のキャリアは、金型製造業の品質管理部門の副責任者として働いていました。
「20代は金型のエンジニアとして、技術と営業の両方をやっていました。でも、2011年の東日本大震災で業績が悪化して、それを機に退職したんです」
次に選んだのは、アパレル業界でした。大手商社の本社勤務だった知人の紹介で、営業や企画開発に携わるようになりました。
「異業種交流会で知り合った方に声をかけていただいて。水着や着物、浴衣を扱う部門にいました。でも、コロナ禍でアパレル業界も厳しくなって……。私の後ろ盾だった方もいらっしゃらなくなって、ちょっと居づらい空気を感じて退職を決めました」
そして30代後半、人生の転機が訪れます。
「このままでいいのかな、と自分を見つめ直したんです。それで、家族に障がい者がいた経験から、自分の経歴や営業の経験を福祉業界に活かせないかと思って」
「家族の存在がくれた使命」――福祉業界に転身した理由
岩ちゃんが福祉業界に進むことを決めた背景には、妹さんの存在がありました。
「妹は行動障害があって、大声を上げたり、暴れることもありました。そして、自分で命を断ってしまったんです」
その経験が、岩ちゃんの人生を大きく変えました。毎日介護をしながら、現実的な日々を送る中で、自分が福祉の事業をやるというイメージはまだ持てていませんでした。しかし、妹のことがきっかけで、「このままでいいのか」と自分を見つめ直すようになったといいます。
まずは現場経験が必要だと考え、福祉会社に入社します。ですが、そこで目にしたのは非効率な作業工程に疲弊するスタッフたちの姿でした。
「まだまだアナログで、紙が主流でした。できるだけ紙を減らしたいと思ってExcelとかでやっていたんですけど、限界があるなと思って独立を決意しました」
2023年12月、岩ちゃんは福祉事業の法人を立ち上げます。訪問看護や訪問介護の事業を始めながら、業務効率化の壁に直面していました。
「SHIFT AIとの出会い」――"ドラえもんが来た"と言われた日
法人創業から約1年後、岩ちゃんの人生を変える出会いがありました。それが、SHIFT AIの木内氏の動画でした。
「木内さんの動画を見て、『これだ!』とビビっと来たんです。やるなら今しかないと思って、すぐに入会を決めました」
そして、SHIFT AIでFeloというAIツールの存在を知りました。その1週間後、福祉事業の訪問先で、古いスライドを更新するためにFeloを使って提案を行ったところ、その場でスライドを作成する様子を見た代表者や幹部の方々が驚きました。
「『ドラえもんが来たみたいだ』って言われて(笑)。それまで頼まれなかった仕事が舞い込んできたんです」
これが、AIコンサルタントとしての最初の契約につながりました。岩ちゃんは、言葉で説明するよりも実際に成果物を見せた方が早いという営業戦略を実践しています。
「特に高齢層の方には、『そんなことできるの?』とカルチャーショックを受けていただけて、つかみとしてはバッチリです」
「AIで福祉を変える」――広がる支援と手応え
その後、AIコンサルタントとして入会から4ヶ月で5社に拡大し売上50万円、8ヶ月で23社に拡大し売上230万円を達成しました。これらの顧客は、口コミによる紹介がほとんどで、同じ福祉分野の企業が中心です。
「『岩ちゃんがこういうことをやってくれたら、こんだけ時間が浮いたよ』って紹介していただいて。もう全部紹介なんです」
AI導入によって、スタッフの作業時間が減り、母子家庭の看護師さんは早く子どものところに帰れるようになりました。
「リラックスして仕事に取り組めるようになったという声をいただいて。それが、また現場の方に生きてくると思っています」
そして、その評判が広がり、事業所自体の評判も良くなる。それが、岩ちゃんをこの業界に入れてくれた方の評判にもつながっていくと考えています。
現在は神奈川県や川崎市の自治体職員向けに勉強会や研修会も開催していますが、将来的にはさらに大きな目標を掲げています。
「福祉分野でのAI導入を国全体に広げて、厚生労働省や日本医師会、さらには政治家なども巻き込みたい。AIが導入されることで、社会保障費の削減や働きやすさの向上に貢献できると思っています」
「引き寄せの法則」と行動力
岩ちゃんは、夢の実現には「引き寄せの法則」が重要であると語ります。
「夢を思い続けること、意識し続けることが、夢を自分に引き寄せる力になると思っています」
ただし、それは単なる願望ではありません。岩ちゃんが強調するのは、「行動すること」の大切さです。
「SHIFT AIの動画講座を見るっていうのも、自分が動いたからだと思うんです。何か変えようと思って動いた結果。だから、まずそういう行動をやっぱり取っていくことが大事なのかなと」
ビビっても、まず一歩を踏み出す。その勇気が、新しい道を開くのかもしれません。
「迷っている人へ」――自己分析が道をひらく
最後に、岩ちゃんはSHIFT AIへの入会を検討している人に向けてメッセージを送りました。
「入会後に迷いを感じている会員の方には、なぜ入会しようと思ったのかを改めて自己分析してほしい。自分自身を深く見つめ直して、正直な答えを出すことが、無駄な時間を過ごさずに次のステップへ進むために重要だと思います」
岩ちゃん自身、金型製造、アパレル、そして福祉へと異業種を渡り歩く中で、何度も自分を見つめ直してきました。その度に、「人の役に立ちたい」という原点に立ち返り、行動してきたのです。
「自分の夢を叶えるためには、思い続けることと、行動すること。その両方が大切です」
AIを”人を支えるツール”として使いこなす岩ちゃんの姿は、SHIFT AIが目指す「AI×人」の理想形かもしれません。福祉業界という、最も”人の温もり”が求められる現場で、AIが人を幸せにする。その未来を、岩ちゃんは一歩ずつ、確実に切り拓いています。
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