離婚、うつ病、ホームレスーーどん底から挑んで見つけた、AIコンサルの「勝ち筋」|実績者インタビュー Vol.31
AIで代替されると思った自分の仕事
そこから始まった、“右腕の再定義”
【実績者インタビュー】では、SHIFT AIに所属し、AIを活用してユニークな実績を出している方々を『AIシフター』と銘打ち、インタビューを行います。彼らがどのような軌跡をたどり、どんな風にAIを活用しているのか。素朴な疑問をぶつけながら、その成功の秘訣を探ります。
今回登場するのは、東京都渋谷区で「株式会社社長の右腕」を経営する島川岳さんです。教育大学を卒業後、住宅営業、ブライダル、コンサルティングと異色のキャリアを歩んだ後、起業しました。
「AIと人材、どちらか一方じゃない。両方を最適に配置することで、経営者が本当にやるべきことに集中できる世界をつくりたいんです」
島川さんが提供するのは、AIツールと人材を組み合わせた独自の業務効率化サービスです。SHIFT AI入会からわずか2カ月でAI関連の受注を獲得し、会社の年商を4倍に成長させました。
異色のキャリアを歩んできた島川さんは、なぜ「社長の右腕」を立ち上げ、AIとどう向き合っているのか。その軌跡を紐解きます。
島川 岳
株式会社 社長の右腕 代表。東京都在住。教育学部を卒業後、住宅メーカーの営業職を経て、ブライダル業界・経営コンサルタントとして多様な経験を積む。2023年に起業し、業務効率化支援とオンライン人材アサインの事業を開始。 SHIFT AI入会後は、ChatGPTやGeminiなどを業務に積極活用し、業務提案の幅と質を飛躍的に向上させる。講座支援や業務設計支援では、AIを活用した“社員の教育工数の削減”に貢献し、クライアントの売上アップにも直結。自社の売上も前年比4倍を達成。 「AIは単なるツール。だからこそ、自分の人生をどう生きるかが問われる」――。AIと共に働く時代の、“人間の仕事”を定義し続けている。
- 職種
- ・株式会社社長の右腕 代表取締役 ・AIコンサルタント/オンライン人材アサイン ・業務効率化支援/ジビエ肉卸
- SHIFT AI受講歴
- 2024年5月に入会
- 受講した講座
- ・GAS勉強会、ライティング勉強会
・Difyウェビナー
・会員交流イベント中心 - 収入before→after
- AI導入前:1期目基準 AI導入後:年商4倍(2期目実績)
目次
「社長の右腕」——AIと人の最適配置を提案する独自モデル
島川さんが経営する「株式会社社長の右腕」。ユニークな社名の通り、経営者の”右腕”となって伴走するコンサルティング会社です。
「うちのサービスの特徴は、経営者さんの話をヒアリングして、抱えている仕事を3つに分けることなんです。『これはあなたがやるべき仕事』『これはAIでできる仕事』『これは人に振りましょう』という具合に」
1000円から頼めるオンライン秘書サービスを軸に、AIツールの導入支援と人材のアサインを組み合わせた業務効率化を提案します。クライアントは年商1000万円の個人事業主から5億円程度の企業まで幅広く、30人の業務委託スタッフとともに事業を展開しています。
島川さんが目指すのは「好きなこと/得意なことしかやらない世界」。AIと人間でそれぞれが得意とする仕事を選別し、効率的に働いてもらう。クライアントも自社のスタッフも本当にやるべきことに集中してもらう——そんな理想を追求しています。
29歳、どん底からの起業——メンターとの運命的な出会い
島川さんのキャリアは、お世辞にも順風満帆とは言えませんでした。
「経歴はぐちゃぐちゃですよ。教育大学を卒業したのに、なぜか住宅メーカーの営業に行って、その後ブライダル、そしてコンサルと転々として」
特に29歳の時は人生の岐路に立ちました。離婚が決まり、半年間ホームレス生活を経験、住宅業界の激務で心を病み、心療内科の医師から「うつの診断書を出せる」と言われるほど追い詰められていました。
「友達が家を買ったり、子供が生まれたりする中で、自分は積み上げたものが全部リセットされそうで。夜中2時に車の中で月を見ながら『人生どうしよう』って」
そんな時、知り合いの紹介で出会ったのが現在のメンターです。
「『本当の安定って何だと思う?』って聞かれて、僕は『公務員ですか?』って答えたんです。そしたら『違うよ、君のファンを1万人作ることだよ』って」
メンターの言葉は島川さんの心に深く刺さりました。何を選ぶかではなく、自分自身が魅力的になること。その教えを胸に、メンターとともに35歳で会社を設立することになります。
SHIFT AI入会——「危機感」が本気にさせた
2024年5月、島川さんはSHIFT AIに入会しました。メンターからの一言がきっかけでした。
「『このウェビナー受けてみなよ』って言われて受けたら、『これはやばい、めっちゃいい』と思って、その場で入会したんです」
それまでもAIの情報収集はしていましたが、SHIFT AIとの出会いで危機感が芽生えました。
「入会1ヶ月で基礎動画を集中的に見ました。どこまでも網羅的に学べる環境と、学びだけじゃなく実践者とリアルに交流できる場に惹かれたんです」
入会前は「AIに仕事を奪われるかも」という漠然とした不安がありました。しかし、SHIFT AIで学ぶうちに、AIは敵ではなくパートナーだと気づきます。
「AIって『辞めない、忘れない、文句を言わない』んですよ。3つ目がでかいですよね(笑)」
AI導入で売上1.3倍——講座ビジネスの革新的な仕組み化
島川さんのクライアントの中で、特に大きな成果を上げたのがダイエット講座を運営する経営者でした。
「講師の方が5人の認定講師を育てていて、生徒さんからの質問対応に追われていたんです。動画を見返して答えを探すのも大変で」
そこで島川さんは、すべての講座動画を文字起こしし、NotionとGPTsを組み合わせて24時間対応の質問回答システムを構築しました。
「認定講師の業務が30%軽減されたんです。つまり、今まで10人見ていた人が13人見れるようになった。AIの力で売上が1.3倍になったんです」
この成功事例は、島川さんの提案力を飛躍的に向上させました。年商は1期目から2期目で4倍に成長。AIと人材の組み合わせという独自の価値提供が評価され、「相談役として置いておきたい」というニーズも増えています。
「自分の事業がAIに代替される」——葛藤から生まれた新たなビジョン
一方、SHIFT AIで学び始めて、島川さんは大きな葛藤に直面しました。
「壁打ちもAIでできちゃうし、『社長の右腕』という事業、いらなくない?って思ったんです」
30人の業務委託スタッフの仕事もAIに奪われるかもしれない。そんな危機感から、島川さんは会社の存在意義を問い直しました。
「AIに仕事を奪われるんじゃなくて、みんながAIに詳しくなって、得意なことがどんどん増えたら、収入があがって、もっと”人間らしいこと”に時間を使えるなと。じゃあその”人間らしいこと”って何かと考えたら、“体験と感動”という答えに行き着いたんです」
この気付きが、島川さんが手掛ける意外な事業、『鹿肉の販売』にもつながっています。
「美味しいジビエって意外とみんな食べたことないと思います。(笑)効率よく稼いで時間が余ったら、行ったことない場所、やったことないことをどんどんやってほしい」
「人生迷子」へのメッセージ——AIは道具、人生をデザインするのは自分
最後に、島川さんからSHIFT AIで学ぶ人たちへメッセージをいただきました。
「危機感だけでAIを学んでいる人、どこに自分の人生を持っていきたいか分からずAIを学んでいる人も多いと思うんです」
起業した時、島川さんも同じような迷いを抱えていました。何も情報がない中で右か左か前か後ろか決めなければならない。その経験から、こう語ります。
「結局、最後は『エイヤ』でしかない。根拠があるとか可能性が高いとかじゃなくて、自分が行くと決めたらそこに行かなければならないんです。そのためにAIは最高のパートナーになってくれると思います」
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